MY FIRST LOVER!!(短編)
作られてあったカレーを孝之と二人で食べた。
昨日のことを孝之も気にしてたりするのか…
とにかく無言だった。
流し台から孝之がソファに座ってテレビを観てる背中が見える。
まるで、
あのときの約束みたいに二人で暮らしてるみたいだね。
あの頃の理想とは全然違うけど、孝之と家に二人きり。
私は昨日のことで頭がいっぱいだった。
謝ろう..
こんな気まずいままは嫌だし、孝之も困ってるはずだよね。
私は孝之の隣に座った。
『…昨日はいきなり変なこと言って…ごめん。もう…気にしないで。』
気にしないで
そう言ったのは自分なのに
私は悲しくなった。
孝之の顔が見れない。
「昨日…あずが言ったことは本心じゃねーの?」
孝之がそう言って、
私は孝之をみた。
今にも泣きそうな気持ちだった。
『…本心…だよ。』
本心に決まってるじゃん。
大好きなんだよ………