MY FIRST LOVER!!(短編)
『そうだね…』
「うん。」
『じゃあ……もう一回キスして…?』
孝之は私の頭の後ろに手を回して、
ちゅっと軽く口付けた。
『もう一回…』
ちゅっ
『お願い…もう一回…』
孝之のキスは深く深く私の中へ入りこんでくる。
私はやっと掴めた孝之の気持ちを絶対に離したくなくて
必死で孝之にくっついた。
その夜、孝之は言った通り私を抱かなかったけれど
私は孝之の腕に包まれながら眠りについた。
眠るまでの時間、孝之は何度も私にキスをしてくれて
長い月日を越えて
やっと私は孝之に届いたんだと幸せな気持ちになれた。
大好き
大好き
大好きだよ