お兄ちゃん、すきだよ。
手紙に目を通した優は、心配そうに一度こちらを振り返り、何かを書き始めた。
すぐに飛んでくる返信。
『なになに!?なんかあった?いきなり言われたらなんか心配するじゃん!!!』
優の手紙は、いつもビックリマークが多い。
そのビックリマークに元気づけられ、私はまた手紙を書く。
『よくわからないけど、私、最近変なの。怜くんに対して…。』
『怜くんって、お兄ちゃん?何かあったの?』
『スキンシップされると過剰に反応しちゃうし、優しくされると胸がいたくなるし…』
『なんかここ最近で春乃とお兄ちゃん、すごく距離が縮まったんだね。』