お兄ちゃん、すきだよ。
その日の午後の授業中。
また優から手紙が飛んできた。
だけど今度はメモ帳ではなく、少し大きな、ちゃんとした手紙。
なんだろう?
私は先生の目を盗んで、その手紙を読んだ。
Dear春乃
さっきは話してくれてありがとうね!
なんとなく春乃が悩んでいたのはわかってた。
だけど、私が思っていた以上に春乃は苦しんでいたね。
気が付けなくて、ごめん。
もし春乃のお兄ちゃんに対する気持ちが恋ならば、きっと普通の恋みたいにはいかないよ。
とてもつらかったり、家族のことで苦しんだりするかもしれない。
だけど所詮は、血のつながらない男の人だよ!
春乃の気持ちに悪いところなんて、少しもないよ。
何があっても、私は春乃の味方でいるからね。
頑張ろ☆
From優