お兄ちゃん、すきだよ。



私はさっきの手紙のお礼を言った。



何気ない言葉に勇気づけられ、とても前向きになれた。



「いいのいいの!私は春乃と恋ばなができて嬉しいんだから!」




もぐもぐとお弁当を頬張る優の目を見て、私は考えた。



やっぱり、これって恋ばなになるのかな?



難しくなんか考えないで、恋ばなだって思えば、気軽に相談できるかもしれない。




「うん!ありがとう!」





気楽な優の性格により、私の気持ちはだいぶ軽くなった。


どんな時でも気楽に振る舞ってくれるのは、きっと優の優しさ。




私も何か優の力になりたいなぁ。


そう思った私は、今まで聞きにくかったことを尋ねてみた。



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