お兄ちゃん、すきだよ。
私に気をつかって、ずっと自分の恋を押し殺してきた優。
そんな優しい恋心が、やっと通じたんだ。
優と颯太。
いつもふざけ合ってるふたりだけど、きっと大丈夫。
とてもいいカップルになるね。
ずっとずっと、応援していこう。
「春乃…ありがと。大好き!」
「私も大好き!」
私たちは照れ笑いをしながら、昼食を続けた。
「あ、れ?そういえば…颯太は?」
そうだ。
そういえば、颯太の姿が見えない。
遅刻はしても、欠席はあまりしないのに、どうしたんだろう。
「実はね…。」
呆れた顔をして、優が携帯メールを見せてきた。