Devil's Night
 
「ねぇ、美月。そろそろ思い出そうか」


 そう言ってカイが見つめてくる。


「思い出す?」


「そう。僕たちが愛し合ってた頃のことを」


――意味がわからない。


「ほら」


 いきなり肩をつかまれた。
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