7日間の恋
なんて思っていると
「結衣ちゃーん」
と、言って秋山さんが顔を出す
「足、辛くない?」
大丈夫です、と答え笑う。
そうすると秋山さんも笑顔を浮かべる。
「じゃあ明日、手術だしお風呂入ろっか」
思ってもみない言葉に言葉を失う私
このタイミングでお風呂…??
ってかどうやって入るんだろう
なんて思っている間にベットから降ろされる。
正直、今は動きたくない。
松葉杖のせいでなってしまった筋肉痛が痛むからだ。
腕もわきの下も痛い。
そして足も少し痛い。
痛いところだらけなんだよね。
「じゃあ先行って準備してるからゆっくりでいいから来てくれる??」
秋山さんは笑いながら病室を出て行った。
秋山さんが出て行ったあとすぐに溜め息が溢れる。
「何溜め息ついてんの
早く行くわよ」
お母さんにおしりを叩かれ仕方なしに歩き出す。
右足のガクガクがおさまらない。
ヘタしたら右足が筋肉痛だ。
そう思うだけでまた、ため息が溢れてしまった。