最後のシュート
だけどあたしは言えない

好き

って君みたいに言えないよ

紳‥大好きだよ
って想うだけなの


「おい、結梨?

今日から数えて100本目の
シュートを決めた日に
お前に告白するからな!

心の準備して待っとけよ!」

紳は笑って言った


でも彼はきっと本気


なんでかって

緊張してるとき襟足を触るのは
‥‥彼のくせだから


あたしは困ったように笑う

嬉しいのに
こんなに愛しいのに

困ったフリしかできないの




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