俺の先輩自称殿−本当のお名前なんですか?‐
いかん、生徒会長室の窓の外に一年に一度見ることが出来れば奇跡だといわれるような、立派な夕日が見えている……ような錯覚を帯びてきた。いや、妄想か?
今は昼休みだ、夕日なんて見えるはずないじゃないか。
俺はぶるぶると頭を振る。
「会長、目を覚ましてくださいっ。
本当にいいんですか?
風水研究部とは名ばかりの、……ふごふご」
後ろから思いっきり口を塞がれた。
しかし、効果はあったようで、会長の顔色が変わっていく。
「名、名ばかりの、なんだ?
ここに書いてあるように、風水師の風水を片っ端から試してみてその効用を実証するのが部活動の目的ではないのか?」
……っていうか、その目的だったらこの部活に入る気だったんですか、会長!
「当たり前だろう。
試すんだよ。まずは、財布に蛇の皮を入れて10日間放置するんだ。
その間に金が増えていたら、それは有効。増えなきゃ無効だな」
「放置してたら財布の中の金、増減するわけないじゃないですかっ」
俺はとっさに突っ込んでいた。
というより、それは風水じゃない。どっちかっていったら迷信だ。
しかも、財布は放置してちゃ意味がない。せめて使ってみてくれ!
今は昼休みだ、夕日なんて見えるはずないじゃないか。
俺はぶるぶると頭を振る。
「会長、目を覚ましてくださいっ。
本当にいいんですか?
風水研究部とは名ばかりの、……ふごふご」
後ろから思いっきり口を塞がれた。
しかし、効果はあったようで、会長の顔色が変わっていく。
「名、名ばかりの、なんだ?
ここに書いてあるように、風水師の風水を片っ端から試してみてその効用を実証するのが部活動の目的ではないのか?」
……っていうか、その目的だったらこの部活に入る気だったんですか、会長!
「当たり前だろう。
試すんだよ。まずは、財布に蛇の皮を入れて10日間放置するんだ。
その間に金が増えていたら、それは有効。増えなきゃ無効だな」
「放置してたら財布の中の金、増減するわけないじゃないですかっ」
俺はとっさに突っ込んでいた。
というより、それは風水じゃない。どっちかっていったら迷信だ。
しかも、財布は放置してちゃ意味がない。せめて使ってみてくれ!