僕の顧問自称殿-そろそろお名前教えてください!-
……いちいちこの人は、何がしたいんだろうか。僕を混沌の渦に引きずり込むのが目的なら、それは、もう、間違いなく大成功だ。
どうリアクションすればいいかわからず、表情筋を引きつらせていた僕のスネに、コツンとなにかが当たった。
い、嫌な予感がする。
さっきから、不吉な匂いが鼻腔をくすぐっていたことに、はたと気づく。
おそるおそる視線を落せば……。
僕は、目を疑った。というか、これが現実かを疑った。
殿の腕から何十本も降りるカラフルな紐一本一本にご丁寧にも結び付けられていたのだ。
ミョウガが……。
「達筆ぅ!! 気づいてくれるのが遅いじゃないかあ。
巫女ちゃんが欲しがってただろ?
俺は、なんでもファッションに変えてしまうイケてる男だろ?
まあ、首飾りにしようか迷ったんだけどさ。なかなかお洒落だろ?」
常人には考え及ばない特化してセンスと畳み掛けるような質問攻めに僕は、意識が遠のくのを感じた。
どうリアクションすればいいかわからず、表情筋を引きつらせていた僕のスネに、コツンとなにかが当たった。
い、嫌な予感がする。
さっきから、不吉な匂いが鼻腔をくすぐっていたことに、はたと気づく。
おそるおそる視線を落せば……。
僕は、目を疑った。というか、これが現実かを疑った。
殿の腕から何十本も降りるカラフルな紐一本一本にご丁寧にも結び付けられていたのだ。
ミョウガが……。
「達筆ぅ!! 気づいてくれるのが遅いじゃないかあ。
巫女ちゃんが欲しがってただろ?
俺は、なんでもファッションに変えてしまうイケてる男だろ?
まあ、首飾りにしようか迷ったんだけどさ。なかなかお洒落だろ?」
常人には考え及ばない特化してセンスと畳み掛けるような質問攻めに僕は、意識が遠のくのを感じた。