*youth*
君を追いかけて
次の日。
私は勉強机の隣に置いてある高校のパンフレットの山から
星ヶ丘学園のパンフレットを取った。
部活動のページをめくると彼の写真が大きく写っていた。
一ノ瀬 悠介。
優れた才能の持ち主と言う
高校野球でも彼に勝る人はいないキャッチャー。
野球を知らない私でも
あの金髪頭が有名人である事は知っている。
昨日、そんな人と私は話したのか。。。
昨日の事だからよく覚えてないし、
暗闇で、しかも、涙でよく見えなかったのもある。
全然、気がつかなかった。。。
結局、私は家に帰っても眠れなかった。
親は旅行中だから助かったけど。
そういえば、彼にすべてを話したとたん、涙が止まったんだっけ。
『わっかんないや♪』
あの言葉を聞いたら、悩んでる自分が馬鹿らしく感じた。
一応・・・感謝しなきゃな。
それに、よく覚えてないけど、
失礼なこと言ったり思ったりしたような・・・
ヤバイヤバイ。
彼にあって感謝と謝罪をしなきゃww
そのためには星ヶ丘学園??
受かるの難しいかな??
『お前なら出来る!』
私の偏差値からして甘くないとは思うけど・・・
頑張れば行けそうな気がする。。。
彼の言葉を信じて・・・
私は彼に会いに行くため受験を頑張った。