*youth*
~Hiroki~
俺にとって幸ちゃんはどんな存在かって?
それはこっちが聞きたいww
奴らもそう思ってるかもしれないけど、幸ちゃんにはずっと笑顔でいてほしい。
そんな一言で言い表せない存在。
かなぁ~??ww
「ライブのチケットは1人1枚三千円程度だな。」
「高っ!?」
俺は久しぶりに幸ちゃんに会いに行った。
幸ちゃんは思ったより元気で笑っている。
「でも、全然会いに来られなくてごめんな。
どーしても、この計画が成り立つまで、ここには来れなかった。
文化祭終わったら、輝とゆーすけの分まで会いに来るからな!」
「ありがとうございます!!
広さんが来てくれるととっても嬉しいです!!」
幸ちゃんは素直に嬉しいそうだった。
「これで・・・幸ちゃんの足も回復できるよな?」
俺がそう聞くと、幸ちゃんは急に切ない顔になった。
「実は・・・手術の成功率は五分五分らしいです・・・。
昨日、母親と一緒に医者に手術の話を聞いたらそう言われました。」
幸ちゃんは申し訳なさそうに下を向いている。
「幸ちゃん。今、マイナスな事を考えただろ?」
「えっ・・・いや・・・あの・・・・。」
俺は戸惑っている幸ちゃんの頬をつねった。