*youth*
~Sachi~
待って!ひぃちゃんっ!行かないで!
その言葉さえも出なかった。
普通だったら、私はひぃちゃんを追いかけている。
でも、今の私は普通じゃない。
私の足は今では役に立たない重荷。
なんでこんな時に足が動かないんだろう。。。
ひぃちゃんを追いかけたい。
この足が動けば…。
私は知らぬ間に上半身がベッドから抜け出そうとしていた。
ヤバいっ!
落ちる!!!!
バタンッ!と背中から落ち、続けて重荷が鈍い音をたてた。