*youth*




広兄はアハハと笑う。




『ああ、悪かったな。じゃあ、俺はまた仕事に戻るから。

 ヒカルも暇な時に電話しろよ?じゃあな。』



「はぁ~い!お元気で。」




僕は電話を切った。




なんか・・・広兄らしいお別れの挨拶だなww


僕はまた歩き出した。















後ろから子供の笑い声が聞こえる。





僕を通りすがる男の子と女の子。




男の子はこぅ言った。





「僕、秘密基地見つけたんだ!二人だけの秘密ね?」





女の子は嬉しそうに笑う。



「うん!二人だけの秘密!」



そう言って二人は楽しそうに駆けて行った。









僕はいつだって思い出せる。







あたり一面に広がる空の下にある学校の屋上。




その空間で、僕だけが見れた








幸ちゃんの嬉しそうな笑顔
















僕は青空にピースをする。













このピースが幸ちゃんに届きますように・・・















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