*youth*

～Yusuke～







ヒカルが転校してから、一週間が経った。





俺と幸は親友の突然の別れで戸惑っていた。







そのせいで、気持ちの整理が出来ずに、ただ混乱してしまっている。



そして、あのとき、相手にぶつけてしまったんだ。。。






「一ノ瀬！県大会、準決勝行くんだってな！頑張れよ。」




休み時間。



クラスメートが声をかける。





「おぅ！ありがとな♪」




明日から試合前だから当分、幸に会えなくなってくる。






そうなると…試合を口実にしているみたいだ。





幸とケンカしている今は・・・










「やっぱり悠ちゃんは私といないほうがいい。」




「なんでだよ！？なんでそういう事言うんだよ！」





「じゃあ、悠ちゃんは私といて本当に楽しい？」




「それは…。」








俺は黙った。






なんで、あのとき答えられなかったんだろう。。。







「やっぱり…悠ちゃんは私じゃない人と付き合ったほうがいい…。」






「お前はいっつもマイナス思考だよな…。」







つい思ってもいないことが口から出てしまった。