*youth*
「しょうがないじゃん!マイナスにしか考えられないよ!」
「幸っ!」
「だって、私、障害者じゃんっ!!!!」
幸は怒鳴り、自分が何を言ったかに気付くと口を抑えて泣き出した。
俺は頭の中が真っ白になり、心が空っぽに感じた。
さち…
ずっと自分をそんなふうに思っていたのか?
ずっと…
俺は耐えきれなくなって、病室を出た。
俺…幸が自分をそんなふうに思っていたなんて気付かなかった。
俺は壁にもたりかかり、そのまま崩れた。
俺…俺…なんも分かってなかったんだな…。
廊下から足跡が近づいて来る。。。