*youth*
~Yusuke~
「ごめん。俺、付き合ってるから。。。」
女子が泣きながら俺の横を通りすぎていった。
最近、また増えつつある。
告白が…。
付き合い出して幸が学校に来てた時は、少なかったのに、
今はどんどん多くなっている気がする。
俺は下駄箱から教室に戻ろうと振り向くと、目の前に桜が立っていた。
「ごめんなさいっ。
べつに見てるわけじゃなかったんだけど…。」
「おぅ。大丈夫。」
俺は桜を通り過ぎようとした。
「でも、新井さんの気持ち…少し分かるかも。。。」
えっ…幸…?
なんでそこに幸が出てくる?
俺は驚いて振り向く。