*youth*
広兄と話していると、
さっき見ていた雲が夢のような気がする。
でも、夢じゃない。
雲は“永遠”に向かっている。
「でっ、ピリオドが何?」
「ああ、やっぱいいや♪」
広兄は泣きまねをやめて、ケロッと笑う。
「なんだよー。そこまで言ったんだから言えよー。」
「あー、うーんとなぁ、説明とか上手く出来ねぇんだけど、
この世の中のものって、ちゃんと終わりがあるだろ?
だから、俺はそれをぶっ壊して、
ピリオドの向こうへ行ってみたいんだよ。」
広兄は少し照れながら言う。
「よく分かんない。そして、暑苦しい。。。」
でも、俺が思っていたのと少し似てるかも。。。
「暑苦しい?なんだよぉ~、せっかく悠介も一緒にと思ったのに~。」
「遠慮しときますww」
広兄はガックリする。