*youth*
そうだった。
私は自分の病室に戻る時、ふと気が付いた。
あの子供たちは何か病や怪我を負った子供たちなんだ。。。
それなのに元気いっぱい無邪気に遊んでいた。
成すがままに子供としての役目を果たしている。
私も見習わないと!
私は病室のドアを開けると広さんが目の前で立っていた。
「幸ちゃん、どこに行ってたのぉ~?心配したよぉ~!」
「すいませんっ。ちょっとある場所に行ってて…。」
広さんはじっと私の顔を見た。
「そのある場所って幸ちゃんにとって良い所だな♪」
「えっ…?」
「顔を書いてある♪」
そう言ってつるのさんはニコニコ笑った。
「広さんって凄い…。」
「まっ、これぐらいの事は特技でないと
奴らの兄貴は務まらないからな!」
「さすが!」
そして、二人して笑う。
私はふと棚を見た。