*youth*
「俺が…言った赤…。」
「はい!」
「幸ちゃん…。」
広さんはじ~んとマフラーを見つめていた。
「一生大切にするねっ!!!!」
「一生は大げさですよ♪」
でも、こんなに喜んでくれて良かった。
「あれ?手紙も入ってる…。」
「あー!まだ見ちゃダメ!家帰ってから読んでくださいっ!」
「ハハァ~ン、もしや照れくさい事が書いてあるんだな♪」
広さんはニヤニヤ笑う。
「たとえば実は俺の事が好きでした!とか。」
「それは書いてないのでご安心を。」
「きっぱり言うな!きっぱり!」
「・・・でも、広さんの事も好きですよ♪」
「うっ浮気…。」
「そういう意味じゃなくてっ!」
「俺は幸ちゃんとだったらいいぞ!!!!」
「だからっ!!!!」
広さんは必死になる私を見て爆笑。
「やっぱ幸ちゃん面白いやww」
そう言って、広さんは私の頭をくしゃくしゃと撫でる。
「うん♪ありがとうございますww」
「あっ、素直に受け取ったww」
この人が私の大切な大切なお兄さんみたいな存在。。。