*youth*
『だから…幸お姉ちゃん、チサの分まで生きて?』
チサトちゃんは、このことが分かってて言ったのかな??
外からドアが開かれた。
広さんがゆっくりと歩みより、
チサトちゃんの顔を見つめた。
「チサトちゃん…。」
広さんはボソッと言い、チサトちゃんの額にそっとキスをした。
そのとき、広さんの目から涙がこぼれたように見えた。
私はもぅ泣いていてぼやけてよく見れないけれど。。。
『チサも王子様に会ってみたいなぁ~!』
チサトちゃん…
最後にチサトちゃんの大好きな王子様に会えて良かったね。。。
私はチサトちゃんに教えてもらった。
生きる大切さを…。
私、チサトちゃんの分まで生きるからね・・・