*youth*
~Yusuke~
5回、蒼里学院の攻撃でスクイズで1点。
6回の表の星が丘学園の攻撃で4番がタイムリーヒットを打ち1点、
続く5番もセンター返しで1点追加で、4-6。
星が丘学園リード。
そして、迎えた6回の裏、蒼里学院の攻撃。
サードランナーがじりじりこっちへ向かってきている。
バッターはあのショートの奴。
さっきのデッドボールで当たった脇腹は平気そうだな。
キンッ!
ボールは高く上がった。
その瞬間、サードランナーがこっちへ向かって走ってくる。
「ホームッ!!!!」
俺の声に反応し、レフトがホームへ剛球を投げる。
まーにーあーえーっ!!!!
サードランナーはホームベースめがけてスライディング。
俺はレフトからのボールをキャッチし、
ランナーの足を押し止めようとした!
薄い砂ボコリがたつ…。
後ろから審判の視線が感じる…。
頼むっ!
結果は…
ランナーの爪先はホームベースの角にかぶっていた。。。
「セーーーーフッ!!!!!」
蒼里の応援席から歓声が上がる。
…タッチの差で負けた。。。
ベンチで無邪気に仲間とハイタッチをしているヒカルが見れた。
4-6
星が丘学園がリードしてるが、
流れは蒼里に変わりつつある。。。