*youth*





「ゆーすけのために、ここに入ってきたの?」




私は広さんと並んで歩き始めた。





「はい...。」





ために・・・??




よくわかんないけど、ファンと言わなかったからいいや。







「あいつ喜んでたぞ?土手の女の子が入学してきた!って。
 わざわざ式が終わったあとに俺のところに言いにきたしww」






そうなんだぁ~。





って、土手の女の子ってww







「あいつ、やっぱファン多いだろう?」




「はい...凄い数でした。」




「やっぱりなぁ~。まっ、幸ちゃんなら大丈夫だと思うしww」







大丈夫??









「あっ、俺、そこ右に曲がるから。」






「じゃあ、ここで。」










「あっ、それと...あいつ毎日、夜になると土手で素振りの練習してるから。」






「えっ・・・はい。」




それって行ってみろってことなのかな??







私は広さんと別れた。








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