*youth*
中3のあの冬…私をふった失恋相手の事なんて…
なんで急に辛い過去を掘り返さなきゃいけないの?
「中3の時のメンバーで同窓会を開く事になったんだ。
それで新井さんを誘いに来たんだけど…。」
「行けないよ。この足だから…。」
「そっか…ごめんね。」
用件は済んだはずなのにユキヤくんは帰ろうとする気配がない。
早く帰ってよ・・・
「新井さん…。」
ユキヤくんは私をじっと見た。
何を考えているのか全く分かんない。
でも、嫌な予感はする。。。
「僕、本当は中3の時、新井さんの事が好きだったんだ。」
え・・・・・!?
頭の中が真っ白になった。。。
ユキヤくんはすっと顔を近づける。
私には・・・隙があったんだ・・・・