*youth*
空を見ると流れ星が...
「幸が幸せになれますように!幸が幸せになれますように!
幸、幸せになれぇーーー!!!・・・ふぅ言えたww」
「それ絶対、タイムオーバーしてると思うよ。」
最後のほうヤケクソだったしww
「夢壊すなよぉ~。でも、これで幸は幸せになった!」
「どうかなぁ~??」
「大丈夫♪さっ、素振りしよぉ~っと。」
その自信は何処から来るの??ww
でも、そう願ってくれてありがとう。
今はとっても嬉しい気持ちでいっぱいだった。
彼はバットを持って少し離れた所で素振りの練習を始めた。
さっきのヘラヘラ(笑)&ニコニコと笑っていた彼とは別人だった。
一つ一つ、フォームが崩れないようにしっかり振っている。
話しかけちゃいけないと思ったけど、話しかけてしまった。
「本当、野球が好きなんだね。」
たぶん、私以外の人にもそう言われた事があるだろう。
「だって...野球は俺の恋人だから。」
彼はバットを振り続けた。
彼の口から聞いたのはこれで2回目。
1回目の時は、ただの野球バカって呆れてた。
だけど、2回目の今...同じようには思えなかった。
ホッとしたような感じもするし、少し寂しい感じもする。
これはいったい何?
私はずっと彼を見ていた。
この気持ちの答えを探すかのように・・・。