*youth*
雨の寂(アマノジャク)
「昨日、あれから大丈夫だった??」
教室に入ったとたん、ひぃちゃんが駆け寄ってきた。
「うん♪なんとかww」
私たちは席に着いた。
「悠チャンに会ったんだね♪」
「なんで分かったの!?」
ひぃちゃんは口を手で隠してフフッと笑った。
「新井さんの表情を見れば分かるよ♪」
私いったいどんな表情してたんだろう??
「すごいね...悠チャン。やっぱり偉大だ...。」
ひぃちゃんはいきなり切ない顔になった。
そんなことないよ。
ひぃちゃんだって・・・
「だけど、僕も新井さんの味方だから!辛かったら言ってね♪」
「ありがとう...ひぃちゃん。」
「えっ!?ひぃちゃん!??」
あっ、そういえば、本人の前でこのあだ名を言ってなかったww
「このあだ名まずかった??」
「ううん。そうじゃなくて新井さんにそう呼ばれてたのに驚いて...。」
「そっかww私のことも"新井さん"じゃなくて"幸"でいいよ。」
「えっ!?」
ひぃちゃんは戸惑っている。
彼とは大違いだww