*youth*









~Sachi~



それから、私たちは進級した。


と言っても、私の場合は出席日数が足らず、留年だけどねww



また新しく高1からやり直しになりましたww


でも、同じクラスにヒカルや桜さんが居なくても大丈夫。




今度は自分から歩み出すから。。。










「マネージャーさん!今日のオニギリの具は?」


「〇〇君がリクエストしてくれたタラコだよ♪」


「サンキュー!よっしゃ!俺、今日、頑張れる!」



足がもぅ完治した私は、磯山さんにマネージャーに推薦された。




野球部の人達も“それがいい”と同意してくれたらしい。





と言っても、磯山さんみたいに野球の事を全部知ってるわけでもないので…




「コラッ!そこタラタラ走ってんじゃないわよ!50周追加!」



大学帰りに立ち寄ってくれる磯山さんが頼もしかった♪




私も頑張って野球のルールから戦略まで覚えないと!




足が治り自由を取り戻してから、やりたい事がたくさんある。








「幸、どうだ?裏席ではなく、ベンチからの野球部の眺めは。」



悠ちゃんはニコニコと楽しそうに私の隣に座った。



「みんな、かっこいい!」




私は悠ちゃんに笑いかけた。



悠ちゃんとの距離が縮まって、毎日が楽しい。






「一番かっこいいのは俺だろ?」


田口さんがニヤニヤと自分を指さす。





「お前、ほんと空気読めないよなww」




悠ちゃんは呆れながら立ち上がり、田口さんの頭を軽く叩く。



「今日はどっちが打率高ぇか勝負しようぜ☆」


「おぅ!負けたほうはジュースおごりで!まぁ、勝つのは俺だけどな♪」




いつもとは変わらないこの日常。







< 330 / 336 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop