*youth*
~Sachi~
それから、私たちは進級した。
と言っても、私の場合は出席日数が足らず、留年だけどねww
また新しく高1からやり直しになりましたww
でも、同じクラスにヒカルや桜さんが居なくても大丈夫。
今度は自分から歩み出すから。。。
「マネージャーさん!今日のオニギリの具は?」
「〇〇君がリクエストしてくれたタラコだよ♪」
「サンキュー!よっしゃ!俺、今日、頑張れる!」
足がもぅ完治した私は、磯山さんにマネージャーに推薦された。
野球部の人達も“それがいい”と同意してくれたらしい。
と言っても、磯山さんみたいに野球の事を全部知ってるわけでもないので…
「コラッ!そこタラタラ走ってんじゃないわよ!50周追加!」
大学帰りに立ち寄ってくれる磯山さんが頼もしかった♪
私も頑張って野球のルールから戦略まで覚えないと!
足が治り自由を取り戻してから、やりたい事がたくさんある。
「幸、どうだ?裏席ではなく、ベンチからの野球部の眺めは。」
悠ちゃんはニコニコと楽しそうに私の隣に座った。
「みんな、かっこいい!」
私は悠ちゃんに笑いかけた。
悠ちゃんとの距離が縮まって、毎日が楽しい。
「一番かっこいいのは俺だろ?」
田口さんがニヤニヤと自分を指さす。
「お前、ほんと空気読めないよなww」
悠ちゃんは呆れながら立ち上がり、田口さんの頭を軽く叩く。
「今日はどっちが打率高ぇか勝負しようぜ☆」
「おぅ!負けたほうはジュースおごりで!まぁ、勝つのは俺だけどな♪」
いつもとは変わらないこの日常。