*youth*
「そう。。。悪いのが南葉くんなら、南葉くんは退部ね!」
え・・・!!??
マネージャーはあっさり言った。
「え・・・。」
ひぃちゃんは固まった。
なんで、そんなひどいことをあっさり言えるの!?
「不真面目でルールを守れない人はチームの輪を崩すだけ。
そんな人、野球部は必要ない。ねぇ、南葉くん?」
ひぃちゃんは悔しそうに黙っている。
この人(マネージャー)に主導権があるわけじゃない。
でも、ひぃちゃんにとって"退部"と言う言葉は、
夢を捨てるという残酷な言葉。。。
「黙っているって事は、やっぱり南葉くんは悪くないのね?
なら良かった。まぁ、最初からアンタが悪いって分かっていたけど・・・。」
先輩は私を睨んだ。
私はひるむことなく睨み返した。
この人だけには絶対負けたくない。
「そういえば、あんた。入学式に一ノ瀬くんと一緒に遅刻したみたいね。
一ノ瀬くんと親しいのか知らないけど調子に乗らないで。」
そして、マネージャーはニヤリと笑って言った。