*youth*
先輩は口を開けて驚いている。
私が素直に謝るとは思ってもみなかったんだろう。
少ししてから先輩は言った。
「もぅ野球部には迷惑かけないでね。」
そして、ひぃちゃんのほうを見て、
「南葉くん、さっきは酷いこと言ってごめんね。
退部の件は勿論無しだから。」
そう言って先輩は行ってしまった。
優しい口調だった。。。
いったい・・・なんだったんだろう??・・・
あっけなく終わったので、私は緊張が解け座り込んだ。
「新井さん・・・ごめんね。」
私は後ろを振り返った。
ひぃちゃんは力なく謝った。
握っている拳は震えている。。。
私はそんなひぃちゃんを見て決心した。
「私・・・ずっと前から思っていたんだけど・・・」
きっぱり言う事にした。
それがひぃちゃんには良い事かも知れないし。。。
「ひぃちゃんは私といないほうがいいと思う。。。」