*youth*



帰り道。




ひぃちゃんは別れる時、傘を貸すと言ったけど、




私は濡れて帰ると言い断った。



ひぃちゃんは何も言わずにバイバイと手を振った。





私の気持ちを分かってくれてありがとう・・・






そして、私は知らないうちに土手にいた。



気づいたら、しゃがみこんでる。変なのww






ひぃちゃんのこともあって、少し切ないな・・・






でも、雨って気持ちいい。



私は雨のように泣けなかった。



涙が出なかった。



なぜだろう・・・??










「幸・・・。」






振り返ったら彼はそこに立っていた。








正直・・・こんな時に会いたくなかった・・・








悠チャン・・・






彼は私の隣に座り、私を傘に入れてくれた。






そして、「風邪引くだろっ?」っと言って私にタオルを渡した。





泣かない。


普通に聞こう。







「なんで私に好きな人を教えてくれないで告白したの??」






ヤバイ・・・声震えたかも。。。





「知ってたのかよっ。」




彼は少し笑った。




お願い・・・笑わないで。





もっと辛くなるから。。。






「・・・お前、昨日、来なかっただろう?
 昨日、お前に全部話して告白しようと思った。
 

 だけど、お前は来なかったから、そのまま告白した。」









「それに・・・お前には心配してほしくなかった。
 お前お前の道だけを見て歩いてほしいから。」







彼は淡々と話した。





悠チャン・・・言ってる事が難しすぎて分かんないよ・・・。








でも、私は自分の道を歩んでいたから悠チャンに出会えたんだよ??







だから・・・悠チャンに言わないと・・・



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