*youth*
「野球とっても楽しいよ!」
彼は野球の話をした。
「野球の全然知らないもん。知ってるとすれば...ピッチャー??」
「あっ、そうそう。ピッチャーが投げた球を捕るのがキャッチャー!
因みに俺、キャッチャー♪」
野球の話で盛り上がった。
というか彼が一方的に話していただけだけど。
彼の話をしている彼の声は今まで以上に明るく聴こえた。
「そういえば、どこ高?」
私はふと聞いてみた。
「星ヶ丘学園♪」
彼はピースして言った。
星ヶ丘学園。
野球がメッチャ強くて、おまけに進学校。
「どこ高?」
今度は彼が聞いてきた。
「いや...中3なんだけど...。」
「えっ、中3!?俺とおんなじ高1かと思ったぁ〜ww」
この人、高1なんだ。。。
「じゃあ、お前の志望校は星ヶ丘学園に決定!!」
「えっ!?そんな無理だよ!?」
「お前なら出来る!」
「なんでいきなり星ヶ丘学園に入れようとするの?」
「えー、なんとなく。お前にまた会いたいから…。」