*youth*
そして、今、俺は土手にいる。
ここが幸との思い出の場所。
夏休みが終わった今でも幸が目を覚ましたという連絡はない。
俺は途方にくれた毎日を過ごしていた。
幸・・・
俺は幸を幸せにするって言ったけどさ
お前が目を覚ましてくれないと何も出来ねぇじゃんか・・・
前にお前に言っただろ?
俺は・・・お前が必要なんだ・・・・・
「だぁ~れだっ♪」
いきなり視界がふさがった。
「ヒカルやめろっ!」
俺はヒカルの手を離した。
ヒカルはニコニコ笑っている。
試合に負けた時といい、なんでヒカルは笑顔でいられるんだ??
「そんなジロジロ見ないでください。恥ずかしいですよww」
ヒカルはそう言って、俺の隣に座った。
「悠チャン・・・最近、笑わなくなったね。。。」
急にヒカルの声が急に低くなった。
「普通、誰だってあんな酷い事があったら、そうなるだろ。」
「でも、幸ちゃんは生きてるよ!?会おうと思えば会えるよ!!」
そうだけどさ・・・