*youth*
そう言って彼が笑ったとき、小さな風が吹いた。
彼は何者なんだろう??
「あっ!私の家ここ!」
いつの間にか私の家の目の前までついていた。
「はぁ〜、いっぱい喋ったなぁ。
で、さっきの結論!」
「さっき?」
「新しい恋がちゃんと来るよ。」
彼はきっぱり言った。
野球バカに言われたくない。
「もぅ恋なんかしないから!」
私も負けないようにきっぱり言った。
もぅ涙は出なかった。
彼はなぜか笑っていた。
「でっ!最後に名前教えてくれる?」
「さち…新井幸。幸せって言う字。」
「可愛いじゃん。じゃあ、幸!今度は星ヶ丘学園で会おう!」
彼はそう言って帰ろうとした。