【短編】Promise~小さな恋物語~
「この曲を弾くたびに、何度も、同じ事を願っているんだ。」
「じゃあ、そのお願い私も一緒に願うよ。一人より二人でお願いしたら叶うと思うから。」
この時、私は深く考えずただ彼の願を叶えたいただそれだけで言ったのだろう…
これが、きっかけで葉月君と仲良くなり、毎日放課後は音楽室に行き葉月君がピアノを弾いて、私はアヴェ・マリアの歌を歌った。
私達は、何でも言える中にまで仲良くなった。
この頃、私は葉月君…琉珂の気持ちに気づき、ドキドキする事も多くなっていた。
そんなある日、いつものように音楽室で琉珂がでアヴェ・マリアを弾くのを止めた。