マジ恋愛☆~ブラックキャットにご用心!?~
「美味し?♪」
「んん……んまっ」
「よかった☆」
作りがいあるわ~。
昨日同様、ワンコみたいにご飯をがっついてるジュンくんを眺めながら………は~、幸せ☆
「ミケは?……食べないの?」
「自分が作ったのってあんまり食べる気しないのよ。それに夜食べると太るしね」
「そんなに細いのに!?」
海老フライくわえたまま目をおっきくしてる。可愛い~☆
「駄目だよ、ちゃんと食べなきゃ!女の子ってデリケートなんでしょ」
「なんで?」
「クラスの女子がよく貧血で保健室行くから。ダイエットでメシ抜いたとかで」
それって……サボりの手口じゃないっすか?
「だから……はい」
目の前に差し出される海老フライ付きフォーク。
「くれるの?」
「うん」
あ~もう!可愛い過ぎてたまらん!
「ありがと☆」
ぱくっと半分食べた。
「半分こしよ♪」
フォークにくっついたままの残りの海老フライ、フォークを持つ手に自分の手を重ねると、戸惑うジュンくんの口に『はい、あ~ん☆』。
「美味しい?」
「ん……」
「よかった。ジュンくんは優しいね♪」
「…………」
「お茶用意するね」
上機嫌の私。
だって身体目当ての奴は山ほどいたけど、こんなに純粋に身体の心配してくれた人なんかいなかったし、いちいち可愛いくて母性本能くすぐられて、胸キュンで………
なんかいいな~。ジュンくんとはずっと一緒に居たいよ。
マジで超満たされる感じ。