マジ恋愛☆~ブラックキャットにご用心!?~




「美味し?♪」

「んん……んまっ」

「よかった☆」







作りがいあるわ~。








昨日同様、ワンコみたいにご飯をがっついてるジュンくんを眺めながら………は~、幸せ☆








「ミケは?……食べないの?」

「自分が作ったのってあんまり食べる気しないのよ。それに夜食べると太るしね」

「そんなに細いのに!?」







海老フライくわえたまま目をおっきくしてる。可愛い~☆







「駄目だよ、ちゃんと食べなきゃ!女の子ってデリケートなんでしょ」

「なんで?」

「クラスの女子がよく貧血で保健室行くから。ダイエットでメシ抜いたとかで」







それって……サボりの手口じゃないっすか?








「だから……はい」









目の前に差し出される海老フライ付きフォーク。








「くれるの?」

「うん」









あ~もう!可愛い過ぎてたまらん!






「ありがと☆」






ぱくっと半分食べた。








「半分こしよ♪」









フォークにくっついたままの残りの海老フライ、フォークを持つ手に自分の手を重ねると、戸惑うジュンくんの口に『はい、あ~ん☆』。









「美味しい?」

「ん……」

「よかった。ジュンくんは優しいね♪」

「…………」


「お茶用意するね」







上機嫌の私。






だって身体目当ての奴は山ほどいたけど、こんなに純粋に身体の心配してくれた人なんかいなかったし、いちいち可愛いくて母性本能くすぐられて、胸キュンで………

なんかいいな~。ジュンくんとはずっと一緒に居たいよ。










マジで超満たされる感じ。






< 15 / 24 >

この作品をシェア

pagetop