マジ恋愛☆~ブラックキャットにご用心!?~
キッチンに立ってお茶を入れながら、ふとジュンくんのほうを見る。
ん?
なんだか浮かない顔。
「ジュンくん?」
「………」
「ジュンくんてば」
「………あぁ、なに?」
「どうしたの?あ、サラダ気に入らなかった?トマト入れたから……」
「いや………なんでもないよっ。あ~、これトマト入ってるねぇ。ちょっとだけ苦手…かな」
「苦手でも食べなきゃだめだよ~」
「え~」
この時の浮かなかったジュンくんの顔。
今思えばもっと早くにこの異変に気付くことができてたなら………あんな事にはならなかったのかもしれない。