マジ恋愛☆~ブラックキャットにご用心!?~
「それよりさ…」
顔を隠した腕をそっと退けて見つめる。
「させて?お礼」
まずこれで落ちない男はいない。
幾分動揺しながらも、ちらっと胸の谷間に目が行ったのが分かった。
わざと見せてんだけどさ(笑っ)
考えること…数秒。
答えは………
「俺やっぱり……そんなつもりじゃなかったし……」
『はい、着いたよ』
なにか言いかけたところで、タクシーの運ちゃんの声に遮られた。
「着いたって。下りよ♪」
「いや、やっぱ…つうかどこ、ここ?」
「私ん家。だから平気平気~♪」
「うわ!ムリムリ~!!」
そんな言葉も虚しく、私に強引に引きずり下ろされちゃったわけ☆