マジ恋愛☆~ブラックキャットにご用心!?~
〇
「はい、どうぞ☆」
「………これって」
「夕食~♪」
これでもかってくらい豪勢な料理が並んでるテーブルの椅子に、ちょこんと座って目がテン……の様子。
そりゃあんだけ煽っておいたらお礼=エッチでしょうけど?
それじゃ普通につまんないじゃん。
期待させてそれを面白おかしく裏切る!
その時の反応を見るのが面白くてしょうがない。な~に期待してたのよっ(笑)ってね。
「さっ、食べて♪」
「…いただきます」
向かい合わせに座って、頬杖ついて眺める。
私、これでも料理は得意。腕によりをかけてみました~。
ジュンくん、腑に落ちないような顔のまま一口。
「ん!んまっ……何これ!」
「そ、そう?」
ぱあっと顔を輝かせたもんだから、私もビックリ。
火がついたようにがっつきはじめる姿が、不覚にも可愛く思えちゃって。
だって
誰かが私の料理食べて、そんなに喜んでくれたの初めてかも。
なんか……嬉し~。
「沢山食べて。おかわりあるから」
「んん……っ、くらさい」
「はぁい♪」
食べ盛りなのか、みるみるお皿を空にしていく。
面白~い☆(喜っ)