マジ恋愛☆~ブラックキャットにご用心!?~
「ごちそーさまでした!」
見事に完食。
満足そうにお腹さすってる。
「ミケさんて料理上手だね~」
「やだ、【さん】付けしないでよ。呼び捨てでいいんだから」
「だって俺より年上でしょ?」
「………私、いくつに見える?」
まさかと思うけど。
「五歳か六歳…?」
「………」
「あれ?違った?」
が~ん!私そんなに老け顔?!
悔し~い!
「酷い……っ」
急に両手で顔を覆った私を見て、ジュンくんは急に慌てだした。
「ごめん…ごめんね!」
「…………」
「あ~もう…俺ってダメな奴」
泣いてる(ふりをしてる)私を見て、どうしたらいいかわかんないみたい。
困りきって、逆に泣きそうな顔をしてるジュンくんに……ヤバイ。
思いっきり母性本能くすぐられる~☆
「俺、どうしたらいい?どうすれば許してくれる?」
「ん~……じゃあね」
実は全然泣いてなかった事に、更に急に首ねっこに腕を回した私に尚ビックリ。
鼻と鼻がくっつきそうな位、凄い近距離で見つめる。