ヒトメボレ[完]
「はは。マユさん、汗かいてる」
思わずてを外そうと引いてしまった私の手をぎゅっと力を入れて離してくれない彼。
「俺も、緊張してる、かも?」
隣に並んでなんとなく歩き進めながら私を見て笑ってくれる彼に、いつまでもドキドキ。
「うそ、すごく余裕に見えます」
心臓の音が聞こえるんじゃないかと思っている私から見たら、とても冷静に見える彼。
「はは。心臓の音聞こえそうなんだけど」
開いている手で自分の心臓を指さし、笑っている彼を見て、私もですと笑い返す。
こうして一緒に歩く日が来るなんて。
沢山の彼を知りたい。
私を知ってほしいと思うのは、彼が好きだから。
まだ始まったばかりの気持ちだけど、これから続く気持ちだから。
「好き、です」
「俺も」
思わずてを外そうと引いてしまった私の手をぎゅっと力を入れて離してくれない彼。
「俺も、緊張してる、かも?」
隣に並んでなんとなく歩き進めながら私を見て笑ってくれる彼に、いつまでもドキドキ。
「うそ、すごく余裕に見えます」
心臓の音が聞こえるんじゃないかと思っている私から見たら、とても冷静に見える彼。
「はは。心臓の音聞こえそうなんだけど」
開いている手で自分の心臓を指さし、笑っている彼を見て、私もですと笑い返す。
こうして一緒に歩く日が来るなんて。
沢山の彼を知りたい。
私を知ってほしいと思うのは、彼が好きだから。
まだ始まったばかりの気持ちだけど、これから続く気持ちだから。
「好き、です」
「俺も」