ヒトメボレ[完]
うれしくてあわてて返信メールを作成する。
『今日は仕事を定時であがります。会いたい』
ただそれだけ打って駅に着いたのであわてて送信してしまった。
ああ、もっと気の利いた事を書けばよかったと思うけど、まあ仕方無い。
今日は仕事にならないかもしれないけど、何が何でも定時で上がってみせる。
駅から会社へ向って歩いていると、彼女からの返信が。
『18時に仕事が終わる予定です』
シンプルに、用件だけのメール。
きっと彼女も会社へ向かっているか、それとももう着いただろうか。
会社に着いてから必死に仕事をこなす。
気が緩むと顔がにやけてしまうのでとにかく集中。
お昼休みにぼーっとしていたら、後輩に突っ込まれてしまった。
「実は今朝、彼女ができたんだ」
「え、電車の中の、一目ぼれした女の子ですか!?」
この後輩には以前から毎朝見かける彼女のことを話していて。
馬鹿にするどころか、毎日飽きもせずに俺の話を聞いてくれていた。
『今日は仕事を定時であがります。会いたい』
ただそれだけ打って駅に着いたのであわてて送信してしまった。
ああ、もっと気の利いた事を書けばよかったと思うけど、まあ仕方無い。
今日は仕事にならないかもしれないけど、何が何でも定時で上がってみせる。
駅から会社へ向って歩いていると、彼女からの返信が。
『18時に仕事が終わる予定です』
シンプルに、用件だけのメール。
きっと彼女も会社へ向かっているか、それとももう着いただろうか。
会社に着いてから必死に仕事をこなす。
気が緩むと顔がにやけてしまうのでとにかく集中。
お昼休みにぼーっとしていたら、後輩に突っ込まれてしまった。
「実は今朝、彼女ができたんだ」
「え、電車の中の、一目ぼれした女の子ですか!?」
この後輩には以前から毎朝見かける彼女のことを話していて。
馬鹿にするどころか、毎日飽きもせずに俺の話を聞いてくれていた。