ヒトメボレ[完]
「やったじゃないですか!すげーどうやって告白を?」
結局、お昼休みすべての時間を使って話してしまった。朝の出来事を。
午後からも必死に頑張ったおかげで、なんとか定時に仕事を上がることができて。
事情を知らない同僚からは毎日残業が当たり前の俺が定時にあがるとあって、よほどの用事があるのだろうと心配されたりして。
会社を出て駅に着いたころ、彼女からのメール。
『お疲れ様でした。今お仕事終わりました』
相変わらずシンプルで、絵文字も何もない用件だけで見やすいメール。
俺自身、あまりメールとか得意ではないので、こういうシンプルなのがとてもうれしい。
『俺も終わったから駅まで行きます。改札の前で待ち合わせしましょう』
改札を通り帰りと同じホームへと向かい、ちょうど来た電車に乗った。
たったのひと駅なのに、今日はやたらと長く感じる。
時間が早いからなのか、空席があったけど扉の近くに立って流れる景色を見ていた。
やっと駅に着いて、電車を降り、慣れないホームを歩いて改札を目指す。
なんだかドキドキしてきたのは、緊張しているせい。
電車の中でしか見かけたことのない彼女。
初めての電車の外。初めての待ち合わせ。
どうやってもにやけてしまう顔は、他人から見たらかなり怪しいんだろうな。
結局、お昼休みすべての時間を使って話してしまった。朝の出来事を。
午後からも必死に頑張ったおかげで、なんとか定時に仕事を上がることができて。
事情を知らない同僚からは毎日残業が当たり前の俺が定時にあがるとあって、よほどの用事があるのだろうと心配されたりして。
会社を出て駅に着いたころ、彼女からのメール。
『お疲れ様でした。今お仕事終わりました』
相変わらずシンプルで、絵文字も何もない用件だけで見やすいメール。
俺自身、あまりメールとか得意ではないので、こういうシンプルなのがとてもうれしい。
『俺も終わったから駅まで行きます。改札の前で待ち合わせしましょう』
改札を通り帰りと同じホームへと向かい、ちょうど来た電車に乗った。
たったのひと駅なのに、今日はやたらと長く感じる。
時間が早いからなのか、空席があったけど扉の近くに立って流れる景色を見ていた。
やっと駅に着いて、電車を降り、慣れないホームを歩いて改札を目指す。
なんだかドキドキしてきたのは、緊張しているせい。
電車の中でしか見かけたことのない彼女。
初めての電車の外。初めての待ち合わせ。
どうやってもにやけてしまう顔は、他人から見たらかなり怪しいんだろうな。