Moon Venus
1
『詩音!』
小走りで駆け寄って来たのは、妹の花音
『これから、買い物に行かない?明日、飛鳥と遊びに行くからさ!』
あたしは4月生まれ、花音は3月生まれ
『あたしが今、何してるか、わかって言ってんの?』
『部屋の……整理?』
あたしの部屋は今、いろんな物でごった返していた
『なんでまた…』
『んー、勉強机をクローゼットに押し込もうとしたんだけど、物いっぱいで入らないから、
この際いらない物は捨てようと思って』
クローゼットから出てきたものは、よく小さい頃に遊んでいたおままごとセットや、今まで使ってきた教科書や服や………いろいろあった
『買い物に付き合ってくれたら、あたしも手伝うから!』
花音の言葉に期待はしないが、このまま断ると後々厄介なことになるのは目に見えている
「わかった!今から用意するから、ちょっと待ってて』
小走りで駆け寄って来たのは、妹の花音
『これから、買い物に行かない?明日、飛鳥と遊びに行くからさ!』
あたしは4月生まれ、花音は3月生まれ
『あたしが今、何してるか、わかって言ってんの?』
『部屋の……整理?』
あたしの部屋は今、いろんな物でごった返していた
『なんでまた…』
『んー、勉強机をクローゼットに押し込もうとしたんだけど、物いっぱいで入らないから、
この際いらない物は捨てようと思って』
クローゼットから出てきたものは、よく小さい頃に遊んでいたおままごとセットや、今まで使ってきた教科書や服や………いろいろあった
『買い物に付き合ってくれたら、あたしも手伝うから!』
花音の言葉に期待はしないが、このまま断ると後々厄介なことになるのは目に見えている
「わかった!今から用意するから、ちょっと待ってて』