Moon Venus
4
クローディアは詩音を客間へと連れて行き、使用人のメリザを付かせた
部屋の外にはアレンを付け、メリザに詩音の看病を言いわたすと、すぐさま自室
へと戻った
文献や書類、あらゆる本を調べてもパレスになぜ人がいたのかは、記されてなか
った
ドアがノックされ、返事をする前に開けられた扉
そこにいたのは、クローディアの傍で仕えるシャロンが驚いた顔をして居た
「どうした?」
「…書物庫で厳重保管されている文献に…」
持っていた分厚い本をクローディアの前に持っていき、あるページを開いて見せ
ると
“ 1000年後の満月の日
クリスタルパレスに月の女神現る
背中に描かれた薔薇
黒き髪
緑の瞳をした乙女
それはセレナ・ローゼルアの生まれ変わり成り ”
「セレナ・ローゼルアって…」
「この文献が本当ならば、確かめてみる必要はあります」
「…あぁ。そうだな…」
部屋の外にはアレンを付け、メリザに詩音の看病を言いわたすと、すぐさま自室
へと戻った
文献や書類、あらゆる本を調べてもパレスになぜ人がいたのかは、記されてなか
った
ドアがノックされ、返事をする前に開けられた扉
そこにいたのは、クローディアの傍で仕えるシャロンが驚いた顔をして居た
「どうした?」
「…書物庫で厳重保管されている文献に…」
持っていた分厚い本をクローディアの前に持っていき、あるページを開いて見せ
ると
“ 1000年後の満月の日
クリスタルパレスに月の女神現る
背中に描かれた薔薇
黒き髪
緑の瞳をした乙女
それはセレナ・ローゼルアの生まれ変わり成り ”
「セレナ・ローゼルアって…」
「この文献が本当ならば、確かめてみる必要はあります」
「…あぁ。そうだな…」