Moon Venus
8
クローディアの部屋の前に着くと支えてくれていたメリザは、傍を離れ、代わり
にティナが寄り添ってくれた
陛下の部屋の前だと、わかっているせいか、ティナの顔が緊張で強張っている
「ティナ、手繋いでくれる?」
「はいっ」
ギュッと握るティナとあたしの手に
「この御守り、すごく利くから手と手の間に入れよ」
指輪とネックレスを二人で持った
二つとも飾りが大きいせいか、ティナの手で完全に覆い隠すことは出来なかった
が、ティナは満足そうに頬を緩めた
メリザと目が合うと、ドアをノックした
にティナが寄り添ってくれた
陛下の部屋の前だと、わかっているせいか、ティナの顔が緊張で強張っている
「ティナ、手繋いでくれる?」
「はいっ」
ギュッと握るティナとあたしの手に
「この御守り、すごく利くから手と手の間に入れよ」
指輪とネックレスを二人で持った
二つとも飾りが大きいせいか、ティナの手で完全に覆い隠すことは出来なかった
が、ティナは満足そうに頬を緩めた
メリザと目が合うと、ドアをノックした