兄妹を超えた恋
すごい不安そうな顔をして言った直哉に美海はキュンと胸がときめいてしまった。
「え、、、えっと…お兄ちゃんに起きてって言ったら静かにしろって怒られてキスされた…」
正直に美海は言った。なんとなく、嘘がつけなくて。
「マジで?」
直哉がため息交じりの声で聞いた。
「うん、マジ。」
直哉に向かって美海が言った。
「あー…うん、ごめん。寝ぼけてただけだから気にすんな。俺、寝起きわりぃんだ;;」
直哉が謝った。なんか、心が複雑になってしまった美海であった。
「それじゃ、入ってくるね。」
美海はそう言って、直哉の部屋を出て行った。

「俺、最悪…;;」
一人落ち込んだ、直哉は連にメールをした。
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