兄妹を超えた恋
そのころ直哉は…
「あ、直哉!おはよ♥もぉ、遅いよ直哉!もうすぐHRはじまっちゃうよ!」
美穂(ミホ)が言った。美穂は直哉の彼女。
「別れたい」
美穂にはっきりと直哉が言った。
「…え?今、直哉なんて言った?」
美穂が直哉に聞いた。
「別れよ、俺達。やっぱ俺無理だ…それに、1週間って期限切れたし。…もう、直哉って呼ぶな。じゃ、そういうことでよろしくな、神林。」
直哉が別れを告げて、さっさと教室に向かった。
「…直哉のバカ…浅田美海…絶対許さない!!」

~1週間前~
「あ…あのぉ…浅田君…あたし、浅田君のコト好きなんだぁ。。。付き合ってほしいっ!」
美穂が直哉に告った。
「…悪いけど、俺…好きなやついるから。それじゃ。」
直哉は断った。
「浅田君まって!浅田君の好きな人って?」
美穂が聞いた。
「美海だ。わかったならもう行く。」
直哉が言って立ち去ろうとしたら…
「浅田君!お願い、お試しでもいい!1週間だけ…あたしの彼氏やって!」
美穂が言った。
「…わかった。1週間だけだからな。」
と直哉は了承したのだ。
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