兄妹を超えた恋
Am6:00
「美海、悪かった。」
直哉が美海に謝った。
「だから、もういいって。あ、ご飯できたから早く食べて?美海、今日委員会で早く行かなきゃだから。。。」
美海が言うと、直哉が
「あ、じゃぁ俺洗い物しとくよ。」
こう言った。
「え、いいの!?」
美海が驚いて聞き返した。
「いいよ、別に。てか、お前時間平気か?」
直哉が言った。
「あっ、やば!そろそろしたくしなきゃ!!お兄ちゃんありがと♪」
美海はとびっきりの笑顔でそういうと、自分の部屋に入ってしまった。
「俺って美海に甘いよなー…」
一人うなだれた直哉であった(笑)
Am6:30
「お兄ちゃん!美海、もう行くね?今日は連と待ち合わせしていくの。じゃぁ、お兄ちゃん行ってきます!」
美海は直哉に声をかけて、玄関に行こうとしたら…
「美海。」
直哉に呼ばれた。
「ん?なぁに?」
美海が直哉の方を向くと
"チュ"
「行ってらっしゃいのキスw」
ちょっと意地悪に笑って言った。
「なっ…お兄ちゃんのバカ!行ってきます(>_<)」
あっかんべーをして家を出た。
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