年上彼女と年下俺様
給料とネックレスとかブランドバッグがなくなってた。



「旅行に行ってて今日帰って来たから…。」

「旅行!?ひひひひ、響君とか!?」

「まぁ。」

「ぬぅ~…。兄的に微妙…。」



お兄ちゃんだけだよ。



そんな風に言ってくれるの。



「でもいなくてよかったな!!もし鉢合わせしてたら里佳の命に関わってたかもしれない。」

「そうだね…。」

「13万は大金だな…。兄ちゃんが貸してやろうか?」

「大丈夫。貯金あるし。ってかこの部屋このままなの?」

「申し訳ない…。」



ウソ…。



指紋取ったのくらい拭き取ってよ…。



「今日…。家に帰るか?」

「家は…帰りたくない。響んとこ行く。」



お兄ちゃんは実家暮らしでお嫁さんもいるし。



何より帰りたくない。



「でも迷惑だろ~!!そう言えばおいくつですか?」

「15です。」

「15!?じゅうご~~!?」

「2月で16ですけど…。」



リアクションデカイよ!!



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